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<ゆかり美術の考え方・モチーフ>

 一年間のプログラムでは水彩画、木炭画を中心に、粘土、版画、貼り絵など色々な手法を体験します。その中で子供たちが、それぞれの年齢や発達に応じた自分らしい表現を発揮できるようにと心がけています。

 水彩画はグワッシュという絵の具を使います。水で薄めて使うこともポスターカラーのように濃く塗りつぶすこともできる画材で、特に発色の良い、良質な絵の具を使用しています。

 木炭画は鉛筆やクレヨンに比べ、子ども達の力でも大きな作品を簡単に仕上げることが出来、また布で拭き取ったり書き直したりする事ができます。子ども達が失敗をおそれず大きな紙に向かって表現でき、また色の濃淡によって立体を認識し、表現する力を知らず知らずのうちに養ってくれます。

 モチーフは例年、なるべく季節に関わりのある花や野菜などを折々用意するようにしています。
 これは絵のモチーフとして繰り返し季節の風物にふれることで、子ども達の中に自然な季節感が育まれることを願っているためです。
 また、毎年同じ様な組み合わせで用意するモチーフもありますが、これは同じモチーフを描きながら年齢に応じた成長の跡が作品の中に認められると言う効果があると思います。

 モチーフは「かならずそれを描かなければいけない」と言うものではなく、自分の自由なイメージで絵が描ける場合はそちらを奨励しております。
 成長するに従って子ども達の中に客観的なものの見方が育ってくると往々にして幼稚園のころのような自由画が描けなくなる時期が来ますが、これも自然な発育の一過程として自由画も良し、モチーフを描くのも良し、という考え方で指導します。

<描画(平面)表現と立体表現について>

 ゆかり美術が水彩画、木炭画といった平面表現を中心にしているのは、「絵を描く」ことが人間の最も基本的な表現の一つであり、表現を繰り返すことで楽しみながら力を伸ばして行きやすいと考えるからです。

 子供達は立体的な造形表現も大好きですし、ゆかり美術でも折々立体的な表現のプログラムを取り入れていますが、自由な表現力を「学習ではなく、日常の一部として自然に伸ばす」事を考えたとき、子供の立体表現プログラムには状況によっていくつかの制約が生まれる場合があります。

 立体を作るためには表現の順序(手順)が作品の出来上がりに大きな影響を及ぼすため、「どんな素材で」「何を」「どのように作るか」によって子供達が制作の手順に慣れて行く必要がありますが、ゆかり美術では年齢の異なる子供達が一緒に、なおかつそれぞれの成長に合わせて表現できることを望んでいますので、年齢や発達段階によって表現に大きな差が生まれてしまうプログラムより、できるだけ同じ素材、同じ表現のメソッドで各個人の優れた表現を引き出しやすいものを優先的に考えています。
 例えば、木工作のような造形の場合、道具を扱う技術、体力、制作前の計画などによって出来る表現の幅がある程度まで制限されてしまう場合があるので、むしろ誰でも使える紙やはさみ、のりを使いながら低学年は低学年なりに、高学年は高学年なりに充実した表現が出来るプログラムを中心にとりいれています。

 ゆかり美術では週末の限られた時間のなかで、ものを作ることを特別な「イベント」や「学習」と意識しないで「日常の一部」として楽しみながら表現力を伸ばしていくことを主な狙いとしています。

 ただし、これは「ゆかり美術ではふだん工作をやらない」ということではなく、絵を描いてから何か作りたい人や、その日のアイディアによってどうしても工作的な表現をしたい人がいる場合は、状況が許す範囲で柔軟に対応しています。

 また、比較的まとまった時間が集中的にとれる夏休み(8月)のゆかり美術では、何日か連続して作業しながら取り組める立体表現のプログラムを多く取り入れています。

<ゆかり美術のモチーフ>
アトリエには季節おりおりのモチーフを用意しますが、基本は自分で描きたいものを描くことです。 モチーフは折々の季節感や素材・形の面白さに気を付けて準備します。

4月

5月

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6月

6月

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7月

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9月

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10月

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11月

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12月

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1月

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2月

2月

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夏休みのワークショップ

毎年8月は夏休みのため、週末ではなく8月下旬に4日〜5日程度のまとまったスケジュールでゆかり美術をおこないます。
普段時間をかけて取り組むことが難しい粘土や立体造形などを中心に、毎年違ったプログラムを用意しています。

平成13年は和紙をつかって染め紙を作り、さらに自分たちで作った染め紙で灯篭やコリントゲームを作りました。

平成15年はアクリル板とパントーン(カラーフィルム)を使ったステンドグラス作り、立体的な紙のお面などを作りました。

平成17年の夏の美術ではタイルモザイクの造形(箱つくり)と、粘土造形、砂を使った石膏レリーフなども作りました。